THE GROOVERS<12月だけのクリスチャン>

THE GROOVERSの2008年ラスト・ワンマンライブ<TOSHINOSE BLUES>の日が
近づいています。

一緒に同じ会場で、同じ時、空間、音を共有したいので、参加する前からテンションを上げて、
おきたくて。
12月を過ぎないうちに、今年聴いたグルーヴァーズの曲の中でも、最も驚いた曲を。

93年に、シングルで発売された曲<12月だけのクリスチャン>。
今年の8月にVery Bestで聴いた中で、普通のオドロキではなく、尋常ではない強烈な印象で、
衝撃的な言葉と音が入って来た。

藤井一彦さんの書いた曲、詞。
グルーヴァーズは、何て凄い曲を持っていて、歌ってるんだろう!!と。
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このアルバムの中に入ってるトラックを普段は聴いてるんだけど、シングルでも発売していた。
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ジャケットは、<動きのあるギター>を、部分的・瞬間的に捉えている。
鳴らす、揺らす、弾く、叩く、引っ掻く、滑らせる、押さえる、止める。

今のgroovers、一彦さんの声質や曲のイメージがあり、ある程度出来上がった状態で
過去の曲を遡って聴くということは、変化や辿って来た道が見えたり、聞こえたりする。
<12月だけのクリスチャン>という曲を書いて、世に送り出し、歌っていたということに、
嬉しさと同時に驚きの発見。
私にとってのgrooversは、
いつも意外性があるバンド。

8分以上の曲でテンポはややゆったりしている。歌詞はストーリーがあって、
詞の中にも出てくるような、言葉が<機関銃>のようにダダダダダーッと出てくる。
捲し立てるというか、転がって行くようなヴォーカル。
一緒に歌えるかどうかは反復次第とは思うけど、このメロディの上に、そして共に、
スピードを維持しつつこの曲を歌うのは難易度が高い。やってみても同じにならない。
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主人公の「男」は俺。あの娘が出て来たり、(別れてしまうことになるんだけど)、黒い服の男。
俺は淡々とした冷静さと、抑えられたような不安を持っている。諦めもある。
最後、どうなったのか、私にはその先の「絵」が勝手に見えてしまった。
自分の国までもが見えた。

本来の曲、一彦さんが描いた世界、grooversが奏でた世界は、
もっと別の違った意味や、描いてるものがあるのかもしれないけれど、
映画を見てるような、ストーリー性のある曲に聴こえ、想像できる。

一人の男にハードな現実を語らせ、聴き手を想像させる曲を、8分以上の大作としてディスクに収めた。
今ある日本の音楽から、はみ出している。それがカッコいい。

grooversの音楽性や、バンド・サウンド(響き)の中には、この、

                 飛んで行って突き刺され
という部分を感じている。

鋭利だ、ソリッドだ、シャープだと表現され、そう言われるのは、この部分かなと思っている。
ギターはもちろん、その印象と表現が適してるように思うんだけれど、バンドもそう。

ヤスチカさんのドラム。
機関銃の撃ち方を覚えた の後、ダダダダダッと叩いてる。
機関銃の音みたいだ。
ボブさんのベースは黒い地面から這い上がってるみたいだ。

一彦さんはアルバムで、最近ほとんどワウを使わないのだけど(初期は使っている曲あり)
ここでは途中で使っていて、ソロを長い時間弾いてる。
(注:最初にエンディングも、って書いたんだけど、エンディングは違って、音全体を揺らしてあった)
このソロの部分が私にとってはたまらない部分で、潔さと粘り気と、
ギターのあらゆるところを使って表現してるところに拍手を送りたくなった。

弾く時は弾ききらないと駄目なんじゃないかと思う。ありったけ出してる感じがよく出ている。
中途半端に終わる人も結構いるんだけど、一彦さんはそうじゃなかった。

生で観たら、聴いたら、おそらく文字にできないほどの展開になりそうだけど、
いつか聴ける日が来た時、私は文字にできるのだろうか。

注:一部加筆修正しました。
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